INTERVIEW

前職での経験を生かし、学生支援と地域貢献に尽力

平成24年4月 採用

安食 正太

松江工業高等専門学校実践教育支援センター

仕事の内容

学生の教育支援が主な業務です。元々は建設関係の企業に勤めていましたが、以前から教育関係の仕事に関心があり、母校への転職を決めました。実験支援では実践的な工事の話をすることができ、前職での経験が生きていると感じます。また、学生支援のほかに地域や企業からの受託事業も担当しています。例えば、地域団体が企画する田んぼアート制作においては、デザインの提案から図面作成、測量業務まで幅広く携わることができ、自然環境の保護や子どもたちに対する食育に貢献できていることを実感しています。

受託事業の依頼者

受託事業において、ドローンを用いた空中写真点群測量の説明や実技演習を行いました。依頼者は、国内初の「公道を用いたゴーカートグランプリ」開催に向けて、三次元図面を作成するために一から学んでいました。目的に向かって一生懸命に取り組まれている依頼者の姿は、私にとって初心を思い起こすきっかけとなりました。依頼者はその後も勉強を続けられ、今ではICT施工のスペシャリストとして指導する立場となっています。

Q&A

スキルアップのために心掛けていることはありますか?
研究や活動の可能性を広げるために、プログラミングや電気回路等、専門外の知識についても積極的に学習することを心掛けています。専門外の分野を学ぶ上では困難もありますが、私の所属する組織にはさまざまな専門分野の技術職員が在籍しており、わからないことをすぐに聞くことができる、頼りになる先輩方が近くにいます。探求心をもち主体的に行動していくことで、あらゆることに挑戦できる職場環境です。
仕事をする上で大切にしていることはありますか?
学生の支援をする時は「やり過ぎない」「与え過ぎない」ことを心掛けています。以前勤めていた民間企業では、少しでも顧客に喜んでもらえるように付加価値を創出するなど、さまざまなサポート方法を検討していました。しかし、教育現場では過度な支援で学生の体験する機会を奪ったり、答えを与えすぎて学生が考える機会を失ったりする可能性があります。学生が喜ぶことと本当に学生のためになることは同じではない、と心にとめて行動しています。

SCHEDULE

8:30~

始業

朝礼のあと、メールと1日のスケジュールを確認します。

8:50~

教育支援業務

コンクリート材料の試料作りや水質実験の検水採取等、午後からの実験準備を行います。また、ドローンを取り入れた測量実習をします。

12:05~

昼休み

昼食をとります。

12:50~

教育支援業務

コンクリート材料実験や、水質分析等を行う環境実験等の実習をします。卒業研究の支援も行います。

17:00

終業

子どもを保育園に迎えに行ったあと、地元小中学生にサッカーの指導をします。